秋練.15

 

 

 誰もゐない山の奥にて狂う秋

       

          沼尻 巳津子

 

 昭和後期の句。秋を擬人化した俳句なんですが、定型化した(パターン化)した爽やかであるはずの、実り豊かであるはずの、清明な季節であるはずの秋がこの句では狂い始めているというなんともショッキングな句ではあります。しかも私がいつもランニングしているような誰もいない山中で静かに秋が狂い始めているというのですよ。「おめ~は本当は狂ってるんだよ。」と言われているようにも思えるし、普段品行方正で誰がみても立派な人物が奥底では実は狂ってるんですよ、というような俳句にも思える。不気味な俳句ではあります。池尻さんは昭和2年生まれ。いまはもう90歳を超えていらっしゃいますね。

 

 またバチが当たった。どうせ当たるなら宝くじに当たればいいのに。憮然。先日の台風10号が去って実家のベランダの台風対策の解除作業の折、重たい植木を移動する途中ぎっくり腰が再発すますた。もう、いやぢゃ~。今年に入って正月早々派手に転倒して完治に3ヶ月を要し、その後腰痛が再発して、フルマラソンサブフォーに失敗し、コロナ騒動でどこの大会も出られず、先日は茂木の山中で鹿対策の柵が足に突き刺さって靭帯を損傷してもう駄目かと思ったが意外と治りが早く、まだまだ天から守られているんではないかと内心ほくそ笑んでいますたが、やっぱし「調子に乗るんぢゃね~よ」と神仏に厳しく叱られたようです。ロング練は今から本番だと張り切っていたのに昨日から腰が痛くて走れませぬ。でも走らないと腰が固まりそうなのでトボトボ、ヨボヨボ5~6kmを走っております。なんだかな~・・・歳とると走ることは痛いことなんだと達観しております。

 最近愚痴ばかりのブログ内容なので申し訳ありませんが、おらは頬で風を切って颯爽とランニングしたいど~~。