夏練.17

 

  19夜叉ヶ池.6

 

      レジェンド達の

      宴かな

      夏、夜叉ヶ池

              季語 夏

 

 上の俳句は757。俳句の体をなしていない。でもいいのだ。自由に詠ずればいい。

   

 俳句、中興の祖高浜虚子によると現代俳句は歳時記による季語が必須としたんですな。形式も575の17音。字余りや句跨りなどまた無季などのや不定律俳句も含めて俳句の形式がこの時より完成したらしい。最も自由律の俳句も捨てがたいものがある。皆さんよくご存知の種田山頭火の句。

          

          分け入っても分け入っても青い山

          まっすぐな道でさみしい

          うしろすがたのしぐれてゆくか

 

 夜叉ヶ池は萩往還と同時代の古い歴史のある大会だ。しかも夏真っ盛りに開催されるまこて玄人好みの大会なのである。日本全国各地から参集するレジェンド達も多い。この人たちが橘湾の大会に参加してくれるようになれば、それこそ全国に認知されるようになるだろう。レジェンド達は走ることはもちろんの事、その走りにいろんな付加価値を見出そうと工夫してやってくる。その端的なものが仮装だ。とにかく面白い。参加したランナーはもちろんのこと、大会側のスタッフ達も毎年楽しみにしているようだ。

  

   *写真は千葉のレジェンドランナー「お主も悪よのう悪代官」

                 町娘はかげこさん。可愛いのになぜか口の悪いランナーからババ娘と言われて拗ねていた。

    ウサミンのプリン??シューケーキ?人柄そのまま。