秋練.15

 

   リベンジ再戦

   わめいていても

   言うこと聞かぬ 

   膝と腰

 

  走れば当たり前だったフルサブフォー前後に復帰すべく大会の前三ヶ月はそれなりのスピード練をしてから大会に臨んだものだったが、結果ここ10年は一回も4時間を切ることができなかった。今回はサブファイブも達成できず私のフルマラソンもここで凋落への転換点になるのだろうか。加齢と大臀筋から腸脛靱帯(腰)の故障が重なっているのが大きな理由だ。 しかし、私自身はこのまま凋落の道にするつもりはない!今からサブファイブどころかもう一度フルサブフォー、あの3時間59分59秒を目指すのだ。まだまだ私はジョガーよりもランナーでいたい。風を切って走りたい!心臓の鼓動が限界まで高まっていくあの感覚をもう一度体験したい!

   つ~か、これって年寄りの冷や水?現実味の薄い単なる願望?リベンジを宣言してもですな、奇跡が起こらない限りまたノーベル賞級の若返り方法が見つからない限りほぼ無理だとはわかっているんですがね、これは心構えの構築です。ラン練強化の方便なのだす。実行すれば故障が悪化することもあれば意外に快方に向かうこともあるかも知れぬという淡い期待もある。言うだけただだす。

 

 最近遠くの大事な人からのサゼスチョンがあった。

自分はすでに忘れてしまっている私のひねったドドの一吟を今でも覚えてくれていて、それを教えてくれたのだが、

 

   あついきついと

   言いつつ走る

   炎天ロードに

   バカひとり

 

 だったそうな。もっとも自分は全く覚えていないので過去にこんな都々逸を作っていたんだと、ランニングに対する変わらぬ愛情を確かめられた。