秋練.20

 

 

      下りのみスピードあげて駆けて行くこの感覚を思い出すのだ

 

 

 9月になってからガラリとその練習方法を変えてみた。あのクソ暑い8月まで暑熱訓練と称して、毎日だらだらときつい日差しの中を走ってはみたが走力は衰えるばかりで故障中の腰は一向に改善せず。もう目標となるウルトラの大会は完走できないという危機感と諦めの気持ちが湧き出している最中の道マラのさらなる挫折だったのである。それ以来自分のランライフを省みる機会となり、昔のように速く走ってみたい、あの頃の練習を半分でも取り入れてみようと思ったのがここ9月の一ヶ月の練習だったのですよ。まずだらだら10kの練習より5kのスピード練習に変えて実践。キロ4分台のスピード感の感覚を呼び戻すためだ。ここにきて平地の4分台はまだまだ時間がかかりそうだが、下りで4分30秒が継続出るようになった。今はこの感覚を思い出し覚えればいい。心配していた腰痛は驚くことに悪化してないのだ。治りはしないが重篤にならないのが不思議でしょうがない。ただ、やはりスピ練の後の10k以降に腰のハリハリが出てきはするが、以前よりも悪くなったということがない。有言実行のフルサブフォー宣言は撤回しないよ。もう一度尻の穴から脳天にキーンと突き抜けるような感覚の酸素不足状態を35k以降に経験するのだ。

 フルサブフォー目標ではキロ5分41秒以内の平均巡行速度が必要。実際のところ遅いように見えるこの巡行速度を維持するにはもう少し速い入りが必要なのはフルマラソンを走ってきたランナーには理解できるはずだ。わかりやすく言えば、10キロ50分以内の走力がないとフルサブフォーは難しいのである。だから今は5k中心のペース走と10kmのラン練の途中に5km過ぎから9kmまでの間にいかに4分30分以内が出せるかを目標にしているのであります。それができなければテンケー50分以内の遠くにあるフルサブフォーは見えてこないのである。そこで年末までにテンケー、20kの大会を入れてみた。さてさて、このままラン練を続けてテンケー50分以内が出るかどうか?