19秋大会総括.6

完走証の発送が一段落つきましたので参加した選手たちの考察をしてみましょう。完走率。

 

   H部門 女性57.1% 男性46.8%   総合48.1%

   W部門 女性56.1% 男性35.9%   総合39.8%

    P部門 女性82.5% 男性76.0%   総合77.8%

 H部門の完走率は予想より低かったが、予想範囲内。ショックだったのはW部門の完走率が40%に達しなかったことだ。

あと一人完走してくれていたら40%台に乗ったのに。

数字に囚われるつもりはないが、結果を検討するには数字が一番物語ってくれるものである。

熊本の上野先生のブログのレース評には必ず数値分析がなされている。当大会がどれほど参考にさせていただいているか。

選手の安全を考えた上で完走率を50%あげないといけませんね。大会のあり方をもっと考えましょう。

ここでもう一度当大会の運営理念を掲げておく。

 遅いランナーでも体力、走力のかぎりを尽くせば320kmのコースを完走できる可能性のある大会にしたい。

今はその大会を作るためにスタートについたばかりである。とりあえず今の大会の現有勢力の実力では走力のあるランナーに募集を絞るしかないのです。遅いランナーを走らせるためにはやはり関門63~65時間が必要でしょう。今では58時間が限界ですがいづれこの大会が成長できれば 交代制でサポート体制ができるかもしれない。そしてコース後半戦の意識の薄搦、朦朧などから危険を守るセーバーランナーの増員なので対処できるようにしたい。270kmを過ぎてその先の50kmがどんな世界なのかを一人でも多くの皆さんに見てもらいたいと思うのです。

 さて、このH部門は国内でワンステージ320kmでフルサポートで走れる唯一の大会でしょうね。

かなり前から「関スパ」320kmという有名な大会があってその当時の完走者から散々その話を聞かされていたので、当大会もそれに倣って開催したのか?と問われても実はそれは副次的なものであるだろう。第一その関スパは一部のマニアにしか走れない代物である。今では「夢グレ」という名前に変わっているらしいが大会前日にコースが変わっているというのも、オリエンテーリングの要素がありそれだけで大衆の大会でないというのがわかる。力のあるものだけが面白がっていけば良い。くどく言いますが、この大会は遅いランナーがよく練習すれば完走できる大会でありたいのだ。意識朦朧とするレース最終盤で道を探せという大会というのは選手を死地に向かわせるのと一緒でしょうよ。

 今完走証を発送し終わってほっとしています。完走した選手や リタイヤした選手の感想やレース評を拝見していきたいと思っています。