春練.16

 

 

          

            不揃いに桜咲く空霞たり

                  

                  桜咲く=春の季語

 

   

 さしたる冷え込みもなく暖冬のはずなのだが、桜の名所の風頭山公園の桜の開花がここに来て始まり、始まったと思うとすでに満開になっているソメイヨシノ(ひょっとして純粋なソメイヨシノではないのかもしれないが)があれば蕾のままで一輪の花びらもなく、なんとも奇異な風景になっている。ご近所の白木団地バス停の桜はようやく2分咲きくらいの桜が一本。後は蕾のままなのだが、明日にはすべて開花するだろう。ここは長崎一番に満開になる場所なのだが、ここの桜もなんか戸惑っている様子。コロナに翻弄される世を見て桜もそうなのだろうか?