春練.18

 

 

       街角が老人裁断所となる春コロナ

 

                   春=春の季語

 

      *中句が相当字余りになってしまうがこれでいい。

 

 俳句のつもりがブラック川柳になったみたい。

カミさんと時たま時世の話題をするときに二人して意見が一致するのは、いつまでも社会にお役に立てる高齢者でありたい。年金頼りに(もっとも年金では生活が維持できいないのだが)ならないよう税金を払えるような老後を送りたいと話してはいるのだけど。病気しないよう、寝たきりにならないよう、国庫や地方行政体にお世話にならぬよう厄介老人にならぬよう気をつけようね、という話なのだが、私のブラック提案にはさすがにカミさんも呆れていた。それは街角に役立たず老人裁断所を何箇所か設け、家族に嫌われている厄介者の老人を行かせそこで自分でその毒ガスや薬剤であの世に送ってもらう。そのかわり老人の家族には葬儀費用込みで200~300万円の国からの支給がある。その方が、国庫も相対的に助かるし家族も喜ぶ。

 

  なんだかな~~このブラック思想が現実化するようなコロナの春なのだ。

 

   *写真はご近所のバス停  満開を過ぎてバス待つ人に花降る風情は隠れた名所なのです。