夏練.13

 

 

 

       意趣返し過ぎはせぬかと暴れ梅雨

            いしゅがえしすぎはねぬかとあばれつゆ

 

               季語=暴れ梅雨

 

 なんでこの国はこの時期毎年水の災難が降りかかるのだろう。想定外の出水で今年も各地に甚大な被害で人命が失われていく。だが、想定外と言うのは今や想定外の起こることが想定されていると言うことではないかね?熊本芦北町の老人施設で一階が水没しで入所中のご老人多数なくなっているのは、怠慢とは言わないけど行政の防災対策室の読みが甘いと思うぞ。数年前からの広島大水害、北部九州豪雨の南部福岡、佐賀の大町地区の水害など全て想定外の雨量ではなかったか?今年も想定外が起こることは想定できてたはずだ。後で専門家の意見では球磨川は豪雨になると川幅が狭くすぐに氾濫の危険性はある、と断言していたと言うではないか?

 毎回毎回、日本の一体どれだけどこかで死傷者を出せばいいのか? 特に川に面している家屋や施設、山の麓にある建物に対しては事前にシュミレーションし、今の進んだ気象庁の観測解析でで豪雨の起きそうなところには素早い非難対応はできないはずはないのだが。