秋練.7

 

 

 

 

      秋蝶や初孫おんなメールあり

    あきちょうやはつまごおんなめいるあり

 

           秋蝶=秋の季語

 

 これは願望、いや妄想の句でござる。このような事実はありませぬ。ただね、ジョグ練で秋蝶に出会ったのは事実。美しい秋蝶に会った時にはこの様な句を捻りたいと思っていました。

 実際はこうだ。

 

 猪鹿蝶かたちのよかりけり初秋

 

 本日のラン練でまず秋蝶に出会いその大ぶりの秋蝶に嬉しくなり、すぐに山練で藪漕ぎに入った途端目の前を猛スピードで逃げていく体躯のいい鹿、やっとこさ沢から農道に降りる途中体重60kgはあろうかというイノシシと並走した。思わず「わ~わ~」と叫んでいたのは猪突猛進の攻撃を避けるため。正面からぶつかると決闘になるのだ。街中や都市でしかラン練できない読者の皆様には理解しがたい情景かも知れないが、田舎のしかも山中ではこのように共生している野生動物に頻繁に出会えるのですよ。この豊葦原の瑞穂の国は何と豊なことか・・・・。