冬練.9

公益法人にすると決断した時の前後に

   

   本来「ボランティアってのは一体何なん?」 と思った。

 

 本来ボランティア活動という言葉自体にずっと引っかかっていたのですよ。

 

 ネットにこんな解説があった。

 

「volunteer」という英語は、明治の終わりから大正時代にかけて日本に紹介されたと言われています。国語辞典『広辞苑』に「ボランティア」という語が初めて掲載されたのが、1969年の第2版からだったことから、ひろく一般市民に知られるようになったのは1970年代以降と思われます。しかし、その当時は、「善意」「善行」「奉仕活動」といった、本来の意味とは少し異なる訳語で置き換えられることも多く、“一部の奇特な人、変わり者”が行うというイメージが強くありました。ボランティア(volunteer)の語源は、ラテン語の「volo」(ウォロ、と読む)だそうです。これは、「自分から進んで~する」「喜んで~する」という意味があります。つまり、「自発性」がそのもっとも中心となる性格だということです。

 

当たり前のように思われるでしょうが、実は、日本で「ボランティア推進」が語られるとき、肝心の「自発性」や「主体性」の重要性がないがしろにされることがあります。たとえば「良いことだから、子ども達全員にやらせよう」という発想を持つ人もいます。しかし、ボランティア活動がもつ最大のチカラは、「私」発であること。つまり、自分自身が気になること、好きなこと、得意なこと、あるいは憤りを感じること、放っておけないと思うこと・・・そこからスタートすることに大きな意味があるのです。

 

義務や強制ではなく「volo」であるからこそ、大部分の人が気づかないような小さな問題に気づく人がおり、「volo」だからこそ、もっと工夫をしたい、もっとニーズに応えたいと思い、それが前例のない先駆的な取り組みを生み出すことに繋がります。そして、「volo」だからこそ、たとえ自分が費用を負担して(無償)でも取り組む、という「無償性」の性格が出てくるのです。

 

実際、「ボランティア」という言葉は、17世紀の中頃からイギリスで使われ始めたのですが、それは「(自分たちの地域を自分たちで守る)自警団」「(徴兵や職業としてではなく、自ら手を挙げた)義勇兵・志願兵」の意味でした。

 

日本では、言葉が紹介された時に正確な日本語訳がつけられず、のちに「奉仕活動」という本来の意味とは少し異なる訳語が使われるようになったことから、“自発性”よりも“善い行い”というとらえ方が広がってしまいました。そこから、ボランティアといえば福祉分野、という偏ったイメージも生まれたものと思われます。しかし、ボランティア活動は、福祉、医療、教育、環境、国際交流、多文化共生、国際協力、さらにスポーツ、文化、芸術なども含めた多様な分野で取り組まれています。

 

  この解説は多少なりとも自分の公益に対する懐疑的な見方を修正してくれた様にも思う。それは公益法人の申請に向かったきっかけになったとも思う。