22春(立春前).1

 

    竹橋を解いて焚き火の地蔵道

 

             焚き火=冬の季語

 

 説明しないといけない俳句はそもそも俳句失格なのはわかる。でもそれだけの技量がないからしようがない。これを短歌にしても下手な短歌しかできない。

   

    ひととせに人を渡した竹の橋

           火にくべられて自然に還る

 

 これもどうしようもない情緒のない歌だね。

 

さてさて、前回の続きは後にして、茂木四国八十八箇所参道整備に一年前水害で堰堤が決壊しその参道が寸断されたために、事務局総出で竹の仮橋を作ったのだが、役所の土木課が思いのほか早く堰堤修築に取りかかってくれた。そこで工事の邪魔にならない様にその竹の架橋を撤去したのでした。一年経っても結束部分に緩みはなく腐食もわずかでまだ一年は持ちそうだった。素人が作った物であったが、心を込めたのでしっかり一年参拝者を守ってくれたのだと思う。燃やして跡形もなくなったが、確かに心に残る何かががありました。神様、仏様、そしてここの観音様には大変感謝しております。