2022春練.1

 

 

 

 

 

      春立つや真空パックの柿かじる

   はるたつやしんくうパックのかきかじる

                 立春=春の季語

 

  解説。柿は秋の季語ですが季重なりではないと思う。真空パックの柿で単なる名詞になっているからである。本日立春。そんな日にわざわざ去年の柿を取り出して食ってみる。昨日までの秋冬の思い出や想い越しなどが立春の今日蘇って心新たな春をスタートするのだ。

  この頃カミさんの実家で90歳代の叔母と叔父の老人介護、いわゆる老老介護で忙しい日々を送っていたのだが、コロナを高齢の叔父叔母に移してはいけないとの思いで自分の行動様式は極力狭い範囲に絞ってはいた。ラン練を再開した去年の夏。入院中のブランクで鈍った筋力をそろそろと動かし始めた。正直思ったのは走力が落ちているのは加齢のせいではないとの実感があって、これは病気をしたからなのだとの思いの方が強かった。ただ8月に向けて大会の準備に余念はなかった。ラン練も67月には10kmに絞ってスピード練習を移すことにした、ある日少しばかり本気でペース練をしてみた。あとで時計をみて非常に驚いた。下りの1kmがなんと5分の前半を示していたのだ。そればかりか平坦の1kmは5分40秒ではないか!そこで初めて気づいたことがある。腰痛が出ていない。