2022秋練(残暑練).3

 

 

 陽炎ゆらぐ

 国道沿いに

 嬉々とし走る

 バカひとり

       再掲(都々逸)

 

 このドドは10年以上前くらいに謳ったとは思ふが少し違っているかも。今は決して嬉々として走ってはいない。腰痛がひどく出たしてからのここ7年間は、ラン練が楽しくなくなっていた。苦痛で楽しさよりも義務感から辛うじてラン生活を続けていたようにも思う。腰の痺れ捻れるような痛みでラン練中に転ぶことが常態となり膝瘤や脛の生傷が絶えなくなった。手術してからまさかの腰痛がなくなってからは、転倒することがほとんど無くなった。スピードが少しは出せるようになるとランニングの本来の楽しさが思い出されるようになった。でも昔のようには行かない。加齢による衰えだ。しかも今回は真夏のフルマラソン大会への備えだ。真夏の日中にラン練するランナーには理解できると思うが、スピード練習などできるもんではない。夏場の練習は早朝か夜練の方が無難で合理的だ。私だって北海道マラソンにエントリーしなかったら無理して炎天下練習などはしませんよ。ましてや、4時間切り宣言は冬場の大会でも今では年齢的には無理なのに。しかし2014年63歳の時に佐賀桜フルで4時間切りが可能だあったのに、結果は4時間17分であったのが悔しくて、それ以降にフルサブフォー復帰は命題になったのだが、ハイパー部門への試走などで超ウルトラに傾倒してしまったりその頃から腰痛が悪化してきて近年の2月のフルは4時間50分のかろうじてのサブファイブだったりした。成績悪化の最大要因の腰痛が改善したため60歳代最後のフルでフルサブフォー復帰を夢見ることにしたのだった。コロナで開催中止が続いた現在、古希を迎えてその夢を継続しているのである。が、北海道マラソンは近年熱暑になる場合が多いらしい・・・。この熱暑のラン練で再認識したのは夏場のフルマラソンの難しさである。