2022.秋練.14

 

 

   2022北海道マラソン.3

 

    中間点の隣前後のランナーの

              汗体臭が虹をかけてる

 

     ちゅうかんてんのとなりぜんごのらんなーのあせたいしゅうがにじをかけてる

 

 スタート前から腰が張っているのに嫌な感じはしていた。スタート前に疲労抜きしたつもりでいたのだが股関節全体が重くだるさが残っている。Fゾーンからスタートしてしばらくしてキロ6分20秒くらいで集団が落ち着いたのがわかる。本当は5分50秒~6分で行きたかったので、いつか抜け出さないと思いながらなぜかこの集団のスピードでもついていけるか不安になってきた。なぜなら休養期間が明けてからも股関節全体がかったるい。おかしい、なぜだと思いながら、集団の流れの中で中間点を迎えた。

 Startロスタイム00:05:28 5km0:31:46  10km0:31:30 15km0:32:07 20km0:33:18 中間地点0:09:21 ラップ 02:23:30 中間点までは2時間18分もかかっている。これではゴール時間は5時間は超えてしまう。しかもエイドには水と「ダカラ」しかない。食物は前半はなかった。ジェルなどの補給品を持たなかったことを後悔し、後半ひょっとしたら低血糖に陥るかもしれないとう確かな予感がした。そして余裕のないまま中間点以降に突入。脚が持ったのは25キロまで。30キロ付近では両脚が攣り始め6分30秒の巡航速度が保てなくなり、35キロ付近では股関節がともども強烈に攣り初めてもはや走る状態ではなくなった。その都度立ち止まり、なんとか足のストレッチを繰り返したが全く走れなくなった。原因はカリウムの枯渇だろうか?水ばかり飲んでいたからか。走り出せばすぐに足が攣るので歩くしかなく、ここでこのレースは終わってしまった。これがウルトラの大会だったら全く問題ない。あり得る現象でその対策として補給品は持参しているからだ。だがフルマラソンに対する練習を重ねたのにウルトラのような速度しか出せなくてしかもこのような体たらくになり、緊張の糸もなにも簡単に切れて失意の底に落とされてしまった。もう辞めたくなった。でも、ウルトラレースで鍛えられ収容されるまでレースは時間がある限り自分では絶対にリタイヤ放棄はしない、という自分の鉄則に抗えず。以降、ゴールまで一メートルも走れずただとぼとぼ敗残兵のように。ランナーにとってフルの大会の歩きは屈辱でしかない。

そもそも、後半足が攣る、ということ自体この日のために費やした練習内容は何も役に立たなかったという証だ。

25km0:33:04 30km0:39:00 35km0:46:18 40km 0:58:08 Finish0:26:21 後半ラップ03:22:51 時間 05:46:21