奥州きらめきマラソン.終わり
長雨のホームコースの舗道には
苔を纏いて我を踊らす
ながあめのほーむこーすのほどうにはこけをまといてわれをおどらす
「もう歳だ・・・」
この言葉は実は便利なのかもしれん。この言葉で社会から暗黙の要請や義務付けられている課題から逃げられるからである。去年から今年にかけて高校時代からの親友が一人は脳梗塞、一人は原因不明の肺炎を起こし死にかかった。幸いふたりとも死の淵から復活してこの間、仲間内で快気祝いの温泉旅行に行ってきたのだが、やはり歳を取った現実を思い知らされたものだ。次に死に直面するのは自分かもしれないという思いと同時に、このまま普通に年老い朽ちていくのは、当たり前のことだと思う反面、だから自分のランライフを年齢に合わせたものにする気は更々ないのである。古希になったから、喜寿になったからと言ってランと対峙した時に自分の生活の幸福度を決めるのは自分自身ではないか。しかも私は難度の高い超マラソンの主催者である。普通のランナーのための大会、普通の年老いたランナーのための大会であり続けるためには、私が年齢に関係なく高い目標を持ちそれを実践せねばならぬ、と思っている。
煌めきマラソンに強行参加したことは、5時間台での完走であったがこの年齢でまだまだやれると確認できたのは収穫だった。わかりやすく言えばフルサブフォー復帰の勝ち筋が遠くに見える気がするのだ。。ただ、これからやる練習を真摯に実践できるかどうかだ。鼻で笑われてもやる気はあるぞ!今回の煌めきマラソン、気温が高いのがやはり最大の難件だが、全くの平坦路であり今の自分の立ち位置がはっきりとわかったレースだった。煌めきマラソンさん、ありがとうございました。
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