2023秋練.1

 

 

 

       昼前の大谷に湧く中継にサイレン遠く葉月九日

  

  ひるまえのおおたににわくちゅうけいにサイレンとおくはづきここのか 

 

 *いつも悩むのは短歌や俳句を今捻る時に、日付けを記す場合旧暦なのか新暦を使うべきなのかという事。これを旧暦に直すと水無月十五日(みなづきなかば)となるのですが、やはりここは八月九日の方がしっくりいくでしょうね。。

 

 台風6号が近づいた昨日、BS では午前中毎日のように大谷翔平の活躍が中継されている。

九日は長崎原爆の日だ。当日も台風の暗雲近づく長崎でもその台風の心配以外は平和そのものの日常が続いている。

テレビ中継を見ていると午前11時2分長崎市の街頭スピーカからサイレンが鳴り出した。鎮魂のサイレンだ。

 立ち上がって窓を開け爆心地の方角に黙祷を捧げる・・・・。

 

 さて、北海道マラソンの調整段階に入りました。このように書くとまるで自分がサブスリーを目指すスピードランナーのように思ってしまう。が、人それぞれの立場で考えればいい。大会前の妄想も楽しいものだ。6月は350km7月は400kmの練習距離をこなした。が今になっては夏場にどれだけ距離を重ねたところでフルマラソンは速くならないと実感しています。去年の夏場の練習もそうでした。でも距離を踏まないことにはまず最初の基礎体力が作れない、という思いでピーカン熱暑の時に懸命に走ったとは思う。おかげで疲労蓄積が半端ない。7月末鹿児島のランニングサークルがミーティングを開いてくださって、実に豊な楽しいひと時を過ごさせていただき、肉体的にも精神的な疲労にもすごくいい回復期になりました。

 それはこの大会の基本ポリシーである(*)普通のランナーのための大会である、という理念をどのように実践していくか?ということの関して一つの課題、18年間来てくださっている湾岸選手の中でそろそろ70歳を超えてきて尚且つ、参加意志を持ち続ける方々の参加の条件をつけるべきかどうか?という課題に悩んできました。今となっては、鹿児島行きが契機になってその思いは吹っ切れました。ハイパー部門に年齢制限を設けるなんて、選手の生命を守るという漠然としたもっともな理由などは僭越に過ぎないと悟ったからです。これからはどの部門も年齢制限は設定しません。が、アーリースタート時間の設定をその都度見直し一年でも長く参加していただけるようにすることを考えることにしましょう。

  

  (*)普通のランナー

 橘湾岸マラニックが考えているのは、フル3~5時間前後の方がフルでの記録更新に限界を感じて ウルトラや超ウルトラに進もうと思った方。ウルトラウォーク競技に燃えなくなったウォーカーの方々など。